子宮内膜症と鍼灸

子宮内膜は子宮の内膜を覆っている粘膜で、受精卵が着床する為のベッドに例えられます。 子宮内膜症とは子宮の外の卵巣や卵管に子宮内膜に似た組織ができてしまう病気です。原因は分かっていません。

 

最も多い症状は強い月経痛です。他、排便痛や性交痛など。 放置しておくと組織同士が癒着してしまいます。特に卵管の周囲で起こると卵子が卵管を通過しにくくなり不妊の原因になります。 また子宮内膜症が卵巣で起こるチョコレートのう胞も不妊に大きく関係します。 子宮内膜症がない人と比べて、子宮内膜症のある人は卵巣がんが起こるリスクが8~9倍高くなるという研究結果もあります。

 

鍼灸では体の全体治療により、血流を改善して子宮の組織の代謝を促進してホルモンバランスと整えていくというサポート的な役割が期待できます。

2022年06月18日