血友病・特発性血小板減少性紫斑病と鍼灸

血友病と特発性血小板減少性紫斑病は出血が止まりにくくなる病気です。皮下出血・関節内出血や命に関わる頭蓋内出血、頚部出血などケガをしていなくても様々な出血が起こります。血友病の原因はほどんどの場合遺伝子の異常。特発性血小板減少性紫斑病は免疫の働きが血小板を攻撃し減少させてしまう事により起こります。
血友病は後天性の場合もあり日本では毎年100~200人が発症。特発性血小板減少性紫斑病は後天性のもので日本では約2万人の患者さんがいます。
血友病は軽症の場合は日常生活では症状があらわれない事がありますが、重症の場合は頻繁に出血が起こるので治療が必要です。

特発性血小板減少性紫斑病は治療経験があります。症状の治療ではなく体のメンテナンス。
出血もありましたが、特に問題なくこなしました。しかし、血腫などができた事故報告もあるようです。鍼灸で症状にお役に立てる効果があるかは私には分かりません。うちは刺激の少ない施術で問題がなかったのかもしれませんが、鍼灸では慎重な対応が求められる症状でしょう。

2022年07月08日