潰瘍性大腸炎と鍼灸

免疫細胞の7割は大腸に集まっているとされます。
大腸で免疫細胞が暴走を起こして下痢や腹痛、発熱などが生じるのが潰瘍性大腸炎です。
原因の一つと考えられているのが食生活の欧米化です。また果糖を多く含む清涼飲料水などをよく飲む人にも起こりやすいとされています。
潰瘍性大腸炎は、炎症が続く【活動期】と症状が落ち着いている【寛解期】を繰り返す病気です。治療の目標は寛解期をできるだけ長く保ち、健康な人と変わらない生活を送れるようにする事です。症状が重く、出血や穿孔、大腸がんなどが起こった場合には大腸を全て摘出する手術を検討します。

鍼灸は消炎効果がありますので、私の施術なら背中~腰メインとする体の全身治療で大腸の消炎効果を狙って治療を行います。食事療法や薬などの効果を上げるサポート的な役割も期待できるでしょう。

2022年07月03日